猫の寿命はどれくらい

 猫は生後1歳で、だいたい人の18歳くらいに相当するといわれています。1歳半で人の22歳、その後は2歳で24歳、3歳で28歳と、およそ1年間で人の4歳ずつくらいを加算していけば、猫の年齢を人に換算するときの目安となります。

 しかし、これはあくまでも、一般的な目安にすぎません。本来持っているその猫と体質や、生活環境、食事内容などにより、老い方はさまざまです。およそ猫の寿命は室内飼いで15歳前後ですが20歳以上生きる猫も多くいます。

 キャットフードや、飼い猫の生きる環境がよくなり、これからますます猫の世界も高齢化が進んでいくようです。ギネスブックによると、イギリスとアメリカではなんと34歳まで生きた猫の記録があります。

 猫の老化の個体差は大きく、足腰の弱り方、食事のとり方などから、老いのサインをいち早くみつけることができるのは、なんといっても愛情ある飼い主です。日頃からこまめな観察が大切になります。






【猫と人のおよその年齢早見表
 猫の年齢 人の年齢  成長の様子
1ヶ月 1歳 よちよち歩き トイレの躾を開始
3ヶ月 5歳 永久歯が生え始める。、
6ヶ月 9歳 この頃から去勢・避妊を受けさせることができる。
9ヶ月 13歳 メスの発情が早まる。
1歳 17歳 成猫と同じ大きさになる。オスは交尾をすることができ、メスは妊娠し子猫を生めるようになる。
1歳6ヶ月 22歳 一人前になる。食事も大人用に。
2歳 24歳 オス猫のサカリ全盛期。青春の真っ只中。
若さ爆発!毛つやも最高。いたずらも絶好調!
3歳 28歳
4歳 32歳 落ち着いた大人の猫に。
5歳 36歳
6歳 40歳 このころから肥満が増える。そろそろ老化が始まる。
7歳 44歳
8歳 48歳
9歳 52歳 シニア用の食事に切り替える
10歳 56歳
11歳 60歳 目や耳も衰え始める。
12歳 64歳
13歳 68歳 白髪もちらほら
14歳 72歳 動くのがだるそうになる。
15歳 76歳 平均寿命。
16歳 80歳 痴呆の症状が出始めることもある。
17歳 84歳 長寿の域に 
18歳 88歳
19歳 92歳
20歳 94歳 この年まで生きてる猫は少なくなる。



猫の長生きの秘訣は?
 猫の平均寿命は、15歳ぐらいと言われています。最近は徐々に延びてきて、20歳前後の猫も珍しくなくなってきました。

 15年以上元気に生きている猫が増えてきた理由としては、室内で飼う人が多くなったため、外からもらってくる感染症が減ったり、交通事故などに遭う危険性も少なくなったことによるものでしょうか。

 また、野良猫のほうが飼い猫よりも寿命が短く、飼い猫でも、外に出る機会の多い猫のほうが、室内のみで生活する猫よりも寿命は短いようです。

 それでは、長生きの秘訣は何でしょうか。食事や健康面での管理、予防接種など、猫を病気から守るためはもちろん大切なことではありますが、ペットとして、というより家族の一員として、愛されながら生きていくことが最も大切なことでしょう。猫も家族からの愛情を感じつつ、日々幸せに過ごしていれば長く生きてくれるでしょう。
 



 
 
   
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おしっこが出ない ごはんは食べるのにやせる 歩くとよろける
おしっこの色がおかしい けいれんをおこす 頭をふる、かたむける
うんちが出ない 毛づやが悪い 鼻みずがでる
うんちがゆるい 毛がぬける、フケが出る くしゃみ・せきがでる
吐く 呼吸があらい よだれがでる
熱がある 水をたくさん飲む 目をこする
おなかがふくれる 体をしきりにかく・かむ
ごはんを食べない じっとうずくまる こんな時はすぐ病院へ