けいれんをおこす

 自分の意志と関係なく、体が硬直したり、ふるえたりすることを「けいれん」といいます。これは筋肉の動きをコントロールする脳に障害があるためにおこります。

 猫がけいれんするときには、その前ぶれとして「おかしな鳴き方をする」、「口をクシャクシャする」、「泡をふく」、「失禁する」などといったことがあります。そして数分間はげしいけいれんをおこします。

 この間に飼い主が猫の体にさわると、かみつかれることがあるので、触らずに様子を見守るだけにします。

 けいれんがおさまったら、部屋を暗くしたり、毛布やタオルで体をくるんだりして、猫が安静にできる環境をつくってあげます。そしてすぐに病院に連絡をします。

 けいれんの原因には、てんかんや脳炎、心臓病、低血糖症、毒物の飲み込みなどが考えられます。いずれも獣医師の診察が必要になりますので、病院につれていきます。



けいれん中は見守る
 発作によるけいれんの最中は、猫の周囲をかたずけ、クッションなどで囲み、ケガをしない状況をつくり、猫を見守ります。

 発作のあとは、全身の筋肉が疲労して、ぐったりした状態になります。また、口から泡をふいていたり、よだれをたらしていたりしたら、ふきとってあげましょう。
 



 
 
   
 子猫  猫うしろ姿  上を向いた猫
 猫の病気のサイン    
     
おしっこが出ない ごはんは食べるのにやせる 歩くとよろける
おしっこの色がおかしい けいれんをおこす 頭をふる、かたむける
うんちが出ない 毛づやが悪い 鼻みずがでる
うんちがゆるい 毛がぬける、フケが出る くしゃみ・せきがでる
吐く 呼吸があらい よだれがでる
熱がある 水をたくさん飲む 目をこする
おなかがふくれる 体をしきりにかく・かむ
ごはんを食べない じっとうずくまる こんな時はすぐ病院へ