猫の飼い方・育て方・しつけ方についてわかりやすく説明しています。
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いつか来る日のために どんなに愛情をもって健康管理をしていたとしても、寿命の短い猫のほうが人よりも早く死ぬのは仕方がないことです。家族同然の愛猫が死んでいくのを看取るのはとてもつらいことですが、生き物を飼う以上は、覚悟をしておかなければなりません。 とはいえ、いざとなれば覚悟していたつもりでも、悲しいという気持ちは抑えることはできません。しばらくは思い切り泣いて、だんだん落ち着いてきたら、時折楽しかった日々を思い出すことが猫の供養にとなります。 生きていく中で。愛する猫との素敵な出会いがあったことを喜びこそすれ、いつまでも悲しんでばかりいることはあなたのためにも、死んだ猫のためにもなりません。 安楽死について 今は医学も進歩しているので、あらゆる延命治療をすることが可能です。しかし、飼い主の中には、寝たきりで、好きなごはんも食べられない状態で、薬を投与されたり、点滴をして苦しみを引き伸ばすのはしのびないと安楽死を選ぶ人もいます。 決して安易に決められない選択肢ですが、治療中に獣医さんがそのような話をしてきた場合には、じっくりとその話を聞いて、どうするかを判断してください。 可能性があるならば、最後まで頑張って生かしてあげたいのは当然ですが、しかし、かなりの高齢で助からない状態の場合には、そのような選択もあるということを頭に置いておいてください。最後は獣医さんではなく、飼い主が決めることです。信頼できる獣医さんと相談しながら結論を出してください。 最後をどこで迎えるか 少しでも長く生きてほしいからと、入院させて治療を続けても、もう助からない場合には、猫にとってそれが幸せかどうかは難しい問題です。 知らない人だらけの病院で、飼い主もいないまま死んでいくよりは、最後は安心できる自宅で死なせてあげたほうが猫にとってはよい場合もあります。 飼い主によっては往診してくれる病院を探して、自宅で治療を続け、最後は自宅で、という人もいます。その場合はやはり費用もかさみます。 常にベストの選択をできるとは限りませんが、どんな最後を迎えさせてあげたいのかを検討することは、後悔しないために大切です。 |
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