猫の飼い方・育て方・しつけ方についてわかりやすく説明しています。
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猫が外をぼんやり眺めている姿をみて「本当は外を歩きたいにちがいない、閉じ込めてしまってかわいそう」と思っている飼い主が多いようです。 しかし、室内飼いの猫なら心配ありません。外の世界に興味はもっても必ずしも外出をのぞんでいるとは限りません。むしろ多くの猫は環境の変化が苦手ですので、出かけるより留守番のほうが好きです。猫との外出には、いろいろな準備と心がけが必要です。 キャリーバッグに慣れさせる 外出の目的はなんであれ、猫との外出にはキャリーバッグが必須です。しかし、普段自由にしている猫が突然キャリーバッグに入れられたらパニックになることもあります。キャリーバッグになじませるためには、子猫のときからなれさせておくのがいいでしょう。 もし、成猫になってから慣れさせるには、部屋の中にいつもキャリーを出しておき、自由に寝かせたり、遊ばせたりしておくと早くなれてくれます。はじめてのおでかけは近所へ、慣れてきたら、乗り物での移動も試してみましょう。 猫を連れて電車やバスにのる JRの場合、猫を入れたキャリーバッグは、手回り扱いなので、手回り品切符(270円)を購入します。これは、途中下車の取扱はないので改札ごとに手回り料金が必要となります。 私鉄は会社によって違いますので確認をします。東京メトロは無料、バスも無料のところがほとんどです。 猫を連れて飛行機に乗る 国内線は原則として貨物室預かりです。当日、搭乗手続きのときに申し出ます。運賃はJALの場合、10キロ以内(キャリーバッグ含む)で、東京〜札幌ですと4000円です。海外へ行く場合は、動物検疫があるので、詳しくは動物検疫所ホームページまで。 猫を車にのせる 猫を連れて外出するときは、時間に余裕をもって準備をします。まずは食事とトイレを必ずすませておきます。キャリーを開けた瞬間に逃げ出してしまうこともあるので、念のため首輪とリードをつけてキャリーにいれて車まで連れていきます。 車のなかなら、猫をキャリーから出して大丈夫です。猫がリラックスできる場所にすわらせます。走行中は窓をしめ、長距離の場合は4時間くらいを目安に休憩をいれて、飼い主も猫も少し運動して体をほぐします。 猫と一緒に旅行をする 出かける前の注意 変化を嫌う猫に旅行をさせるためには、予行演習が不可欠です。自宅にいるときからキャリーバッグで遊ばせ、近所の散歩からちょっとしたおでかけ、乗り物での移動などに少しずつチャレンジしていきます。 旅行は猫の体調の良いときに。特に子猫や老猫は無理をさせないように気をつけましょう。 ホテルの下調べ 旅行の日程が決まったら、宿泊先をさがします。その際、動物をもちこめない施設が多いので、必ずペット同伴可のホテルを選びます。 また、ペット同伴の場合、客室に一緒に泊まれるのか、猫の食事はどこでするのか、ペット専用施設があるのか、料金は、など事前に確認しておきましょう。 現地についたら 猫は落ち着くまではキャリーの中にいれておきます。むやみに人ごみの中に入ったり、他人と接触したりすることは避けます。 キャリーから出すときは首輪とリードをつけ、飼い主が抱いて歩くようにします。はなすのは車の中とホテルの部屋などのプライベートな空間のみにします。飼い主のペースではなく、あくまで猫のペースを重視しましょう。 |
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