猫を手に入れるには
 

【ペットショップで買う】
 ペットショップのメリットは、一度にたくさんの種類のネコに会えることです。特に希望している品種がなく、見てから決めたい場合は、一番便利な場所といえるでしょう。

 たくさんのネコの中から「目があってビビッときた」などの直感もいいのですが、相手は生き物です。カンだけに頼ってはいけません。実際に触れてみて、健康状態や性格をたしかめたうえで購入します。購入後のショップとのつきあいも考えて、信頼できるスタッフのいるところを選びましょう。



【ブリーダーから買う】
 繁殖を行っている専門家をブリーダーといいます。ブリーダーが扱うのは、多くの場合純血種で血統書つきのネコです。そんなネコを希望する場合は、相談してみるといいでしょう。

 ブリーダーは獣医師に紹介してもらったり、インターネットやネコ専門誌で探すことができます。こちらの希望をしっかり聞いて、どんな質問にも誠実に対応してくれるブリーダーを選びましょう。

子猫


【知人からもらう】
 知人や友人から子ネコをもらうときには次のようなことに注意します。

もらう時期・・・生後すぐに親ネコから離すと、免疫力が弱かったり、子ネコとして学ぶべきことを学べなかったために、極端に内向的な性格になることもあります。離乳がすんだ2〜3ヶ月くらいがベストです。

育った環境・・・完全室内飼いか、トイレのしつけや食事の内容など、飼育環境を率直に聞きましょう。予防接種や病気の有無も確認をしましょう。


【保健所からもらう】
 保健所には動物愛護センター、動物管理センターなど行政によって名称は異なりますが、ここには死を待つしかないネコやイヌが、多数収容されています。その数はネコだけでも年間30万匹もいます。

 そのほとんどが人間の犠牲といえます。ネコを飼ってみたい、種類は問わないという人は「拾う神」になってみませんか? 保健所には電話で問い合わせをしてから行くようにします


【獣医さんから】

 獣医師さんのところにも、捨てられたり、迷いネコが預けられていることがあります。近所付き合いのある動物病院があれば行ってみましょう。ゆずりうけた獣医さんから育て方などのアドヴァイスが受けられることもあります。ホームドクターになってもらえば、より安心です。


【インターネットで】

 インターネットで「ネコの里親」で検索すると多くのサイトにがあります。また、地域のミニコミ紙やフリーペーパー、スーパーや銀行の掲示板などにも里親募集の案内があります。

 もらうときは、もらえる時期や育った環境を確認すると同時に、責任をもって育てるという意思をアピールします。里親募集をしている団体の中には、譲る相手の身分証明の提示を求めるところもあります。




【ノラネコを飼う】
 まず、あなたが飼おうと考えているネコが本当に所有者のいないノラネコなのかを確認します。首輪などを目印になるものをつけていなくても、飼い主がいて外出自由なネコの場合もあります。また地域ネコとして、エサの世話をだれかにみてもらっている場合もあります。

ノラネコには次のような問題もありますので注意が必要です。
健康・・・ノミ、寄生虫、伝染病に感染している場合もあるので注意。
外傷・・・他のネコとのケンカや事故によるケガをしていることもある。
去勢、不妊・・・去勢や不妊手術がされていない。メスネコは妊娠している場合もある。
性格・・・人間に懐きにくい。警戒心が強く、室内で飼われることに適応できないこともある。



ノラネコの平均寿命は2〜3年
 ノラネコは自由を謳歌しているように思えますが、実際は交通事故、病気、ケンカなど危険と隣り合わせで生きています。そのため、身の安全を確保して生き延びるために、毎日大きなストレスにさらされています。

 その証拠がノラネコの平均寿命の短さです。室内飼いのネコの場合か10年以上なのに比べて、ノラネコはわずか2〜3年、いかに厳しい生存条件におかれているかがわかります。

 出会ったネコの余命は、さほど長くないかもしれません。飼ってすぐに看取ることになったとしても、最後まできちんとみる覚悟で飼いましょう。
 


 
 
   
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おしっこが出ない ごはんは食べるのにやせる 歩くとよろける
おしっこの色がおかしい けいれんをおこす 頭をふる、かたむける
うんちが出ない 毛づやが悪い 鼻みずがでる
うんちがゆるい 毛がぬける、フケが出る くしゃみ・せきがでる
吐く 呼吸があらい よだれがでる
熱がある 水をたくさん飲む 目をこする
おなかがふくれる 体をしきりにかく・かむ
ごはんを食べない じっとうずくまる こんな時はすぐ病院へ