じっとうずくまる

 健康な若い猫でも、1日の3分の2は寝て過ごします。老猫になるほど、うずくまっていることも多くなります。ただし、抱こうとするといやがったり、いつもは好きなことに見向きもしない場合は、病気の可能性があります。


 猫は1日の3分の2は寝て過ごします。10歳以上の老猫になると1日20時間以上うとうととしているのがふつうです。

 しかし、「呼んでも返事をしない」、「なででやっても気持ちよさそうなしぐさをしない」、「物かげにかくれてうずくまっている」など、様子がいつもと違うようなら、体に異変がおきている可能性があります。

 そんなときは「食欲があるか」、「ひんぱんに吐く」、「さわると痛がる」など、ほかの面でも猫に異常がないかどうかを観察します。心当たりがある場合は病気になっている可能性があります。

 また、猫は寒さに弱い動物ですので、気温が低い場所にいたり、体温が下がると、じっとうずくまる傾向にあります。そのようなときには室温を上げて、しばらく様子をみるようにするとよいでしょう。


 



 
 
   
 子猫  猫うしろ姿  上を向いた猫
 猫の病気のサイン    
     
おしっこが出ない ごはんは食べるのにやせる 歩くとよろける
おしっこの色がおかしい けいれんをおこす 頭をふる、かたむける
うんちが出ない 毛づやが悪い 鼻みずがでる
うんちがゆるい 毛がぬける、フケが出る くしゃみ・せきがでる
吐く 呼吸があらい よだれがでる
熱がある 水をたくさん飲む 目をこする
おなかがふくれる 体をしきりにかく・かむ
ごはんを食べない じっとうずくまる こんな時はすぐ病院へ