水をたくさん飲む

 猫は犬ほどたくさん水をのむ動物ではありません。乾燥した砂漠地帯出身の動物なので、食べ物から効率よく水分を得られるようにできているためです。しかし、老猫になると、若いときよりたくさん水を飲むようになります。

 犬とくらべ、猫はあまり水分を補給しなくても生きていける動物です。体の中で水を有効につかい、濃いおしっこを出すのが猫の特徴です。

 塩分の高い食べ物をたべたあとでも、それほど大量に水をのむようなことはありません。

 そのため、猫がたくさん水を飲み、おしっこをするようになった場合には、体に何らかの異変が起こっておるサインと考えられます。

 水をたびたび飲む猫は、腎炎や糖尿病、子宮蓄膿症などの病気がうたがわれます。残念なことに、飼い主が、猫がひんぱんに水を飲み、おしっこを多くすることに気がついたときには、すでに症状がかなり進行していることが考えられます。

 そうならないためには、若いうちから定期的な尿検査を受けておくことが大切です。


 



 
 
   
 子猫  猫うしろ姿  上を向いた猫
 猫の病気のサイン    
     
おしっこが出ない ごはんは食べるのにやせる 歩くとよろける
おしっこの色がおかしい けいれんをおこす 頭をふる、かたむける
うんちが出ない 毛づやが悪い 鼻みずがでる
うんちがゆるい 毛がぬける、フケが出る くしゃみ・せきがでる
吐く 呼吸があらい よだれがでる
熱がある 水をたくさん飲む 目をこする
おなかがふくれる 体をしきりにかく・かむ
ごはんを食べない じっとうずくまる こんな時はすぐ病院へ