毛づやが悪い

 猫はふだんから自分で毛づくろいをするきれいな動物です。しかし、毛がパサパサとしていたり、毛並みが一定に整っていないようなときは、何らかの病気になっていないか注意が必要です。

 猫はきれいな動物で、自分の体をペロペロとこまめになめて毛づくろいをします。そのため、健康な猫は毛づやもよく、なでるとサラサラとした毛並みをしています。

 ところが、体調が悪くなると、猫は毛づくろいをしなくなり、毛づやが悪くなります。また、皮膚炎や胃腸炎などの内蔵の病気やホルモンのバランスが悪いときにも、おなじ症状がおきます。

 毛づやが悪いことに気づいたら、食事やトイレなど、ほかの面で猫に異変がおきていないか観察してみましょう。もし、ほかの面でも体の具合に変化が起きているようなら、病気にかかっている可能性があります。

 まずは、体を清潔に保つために、飼い主が定期的にブラッシングするようにしましょう。



毛づやが悪くなる原因は
 毛づやが悪くなる原因は、大きく分けて3つのケースが考えられます。
 1つめは、おう吐や下痢、便秘などがあり、消化器がおかされている。
 2つめは、体のホルモンバランスがくずれている。
 3つめは、寄生虫によって、食べたものの栄養分が吸収されずに栄養不足から起こるものです。また、ほかの何らかの病気で毛づくろいをしなくなったためにおこることもあります。
 



 
 
   
 子猫  猫うしろ姿  上を向いた猫
 猫の病気のサイン    
     
おしっこが出ない ごはんは食べるのにやせる 歩くとよろける
おしっこの色がおかしい けいれんをおこす 頭をふる、かたむける
うんちが出ない 毛づやが悪い 鼻みずがでる
うんちがゆるい 毛がぬける、フケが出る くしゃみ・せきがでる
吐く 呼吸があらい よだれがでる
熱がある 水をたくさん飲む 目をこする
おなかがふくれる 体をしきりにかく・かむ
ごはんを食べない じっとうずくまる こんな時はすぐ病院へ