家の中での思わぬ事故
家の中で、思わぬ事故にあって病院に行く猫は少なくありません。家の中には猫にとっては思わぬところにも危険があります。猫が安全にくらせるよう環境を整えていきましょう。
誤食する
家の中の事故で最も多いのが誤食です。食欲旺盛な子猫はなんでも噛んで確認します。
誤食しがちな物は、金具のついたソーセージのフィルム、ハムや焼豚の巻紐、食品用ラップ等、おいしそうなニオイがついている物は特に注意が必要です。
また、ひも類やボタンなどの小さな物、毛や羽根のついたおもちゃなど、誤食の危険のあるものはしまっておきましょう。
誤食されたものは便と一緒に排泄されることもありますが、排泄されないときは手術が必要になります。
感電する
子猫はひも状の物で遊ぶのが好きです。特にコードを噛むと感電のおそれもあるので、カーペットの下に隠したり、カバーを付けてガードをしたりするようにしましょう。
感電すると、ひどい場合は大やけどをしたり、ショック状態になることもあります。
浴槽で溺れる
お風呂のお湯を飲んだり、フタの上で寝たりすることを好む猫は多いようです。湯量が多い浴槽に落ちると、浴槽内は這い上がるのにすべってしまうので猫が自分では脱出できなくなります。
その結果、もがいて多量の水をのんで命にかかわることもあります。お風呂場のドアはきちんと締め、フタは頑丈なものを使用するようにしましょう。
カーテンに絡まる
猫の爪は先がカギ状になっているため、いろいろなところに引っかかってしまいます。
特に体重が軽い子猫はレースカーテンを駆け登ることもあり、そこで絡まったりすると、たいてい大暴れし、後ろ足を脱臼したり、骨折したりします。ひっかかりやすい爪はこまめに切っておきましょう。
やけどする
一般に猫はあまり火には近づかないものですが、興奮して走り回っているときなどに、勢いよく突進してやかんをひっくりかえしたり、煮だったなべにとびこんだりすることもあります。
こうした場合はやけどを負って命にかかわることもあります。遊び好きでやんちゃな時期の子ネコは特に注意しましょう。
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