猫の飼い方・育て方・しつけ方についてわかりやすく説明しています。
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上手な抱き方 猫を抱くときは、まず飼い主が緊張感や警戒心を解くことが大切です。抱くときは、ネコが自分から寄ってきたときに抱いてあげるようにしましょう。 初めて猫を抱く場合は、リラックスしているつもりでも、微妙に体がこわばっていることもあります。猫は繊細な動物なので、飼い主がおそるおそる抱くと、それが猫にも伝わり、居心地悪そうにして逃げ出したり、暴れたりします。 また、抱き上げるとき、子供がよくするように、脇の下を両手でギュッと締め付けてはダメです。これは猫にとっては苦しい姿勢です。腰や背中を包み込むように静かに抱き上げましょう。 母猫は子猫の首筋をくわえて運びますが、人間はやらないほうが無難です。母猫は子猫が苦しくないようにうまくくわえ上げていますが、人間はそのさじ加減がむずかしいいからです。 また、もともと抱かれるのがキライというネコもいます。それは母猫や兄弟ネコと一緒に過ごした時間が短かった猫や、ノラ猫だった猫です。このような性格は、すぐには直らないので無理強いしないようにしましょう。 なでて喜ぶ場所 猫が好きななで方は、なでてほしいと思うとき、なでてくれることです。わがままですが、それが単独で生活している猫の生まれ持った性格です。 なでてほしいときのしぐさは、ゴロンとあお向けになる、体をすり寄せてくる、前足でモミモミしているときなどです。こんな甘えモードを見逃さずに応えてくれる飼い主なら、よいコミュニケーションがとれるはずです。 なでて喜ぶ場所は、背中、耳、のど、額、首など、特に耳の裏側や首の後ろ側は、自分ではグルーミングしにくので、なでたり、かいたりしてあげると気持ちよさそうにします。 嫌われるなで方 猫は、自分より高い位置にいる動物は、優位な立場にいるという認識があります。そのため上からヒョイと手を出して頭をなでようとすると、一瞬、手ごわい相手に攻撃されたのかとおもい身構えたり、びっくりして逃げ出したり、噛み付く場合があります。 また、猫は大きい声や、おおげさな動作でせまってくる人間が苦手です。初対面の場合などはなおさらです。むしろ関心のないふりをしていたほうが、安心して近づいてきます。 |
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