手足やからだに運動障害がないにもかかわらず、行為や動作の手順がわからなくなることを「失行」といます。
失行には「服の着方がわからなくなる」「道具の使い方がわからなくなる」などいくつかのタイプがあります。本人は変な着方をしていても、自分ではおかしいと気づくことができません。
着替えるときに付き添う
服が着られなくて困っているというようなら、まず優しく声をかけ、そばで見守りながら、指示を出してあげましょう。つまずいた部分をクリアできると、あとは自分で着られることもあります。
ずっと付いていられないときには、着る順番に1枚ずつ準備しておくといいでしょう。必要以上に手を貸さずに、本人が自分で着られるように前もって用意をしてあげることも大切です。
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