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血管性認知症とは

 
 血管性認知症とは、「脳卒中」に伴って発症し、再発するたびに症状が進行するのが特徴です。

 脳卒中を起こした人すべてに認知症があらわれるわけではありませんが、脳卒中を起こした人は発症をしやすくなります。血管性認知症はアルツハイマー病についで多く、認知症の約30%がこのタイプです。


症状は
 アルツハイマー病のように徐々に進行してくのではなく、脳卒中の発作がきっかけとなって突然発症します。そして、脳卒中が再発するごとに段階的に症状が進行していきます。

 症状は、主に認知機能の低下によるさまざまな症状が現れます。例えば、衣類の着方がわからなくなる、料理の手順がわからなくなる、物事に無頓着になるなどが、また、身体的には、痛みやしびれ、歩行障害や尿失禁などがあります。


原因は
 血管性認知症の原因はさまざまありますが、主に脳梗塞、脳出血、動脈硬化、血流不足などが原因となり、脳が障害されることで認知症が起こります。


治療は
 血管性認知症は、脳卒中が再発するごとに段階的に症状が進行していきますので、脳卒中の再発を防ぐことが、認知症の進行を抑えることにつながります。症状の改善のために「ドネペジル」などの薬が使われることがあります。