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認知症を予防する方法

 
 認知症の予防も初期の対応が大切です。認知症の症状には個人差がありますが、一般的によく見られるのは意欲が失われて元気がなくなり、ぼんやり過ごすようになる、動作も緩慢になるといった症状です。

 抑うつ的になって閉じこもりがちになるので身体機能も落ちていきます。
そして、それらが認知機能を急速に低下するといわれています。

 ですので、認知症の進行をくいとめるには、体を動かす機会を上手につくり、活動的な生活を送るように工夫することが基本です。



脳は使えば使うほど発達する
 脳は使えば使うほど発達すると言われています。新しいことに意欲を持って取り組めば、脳は発達し活性化します。脳は病気や老化で細胞が死んで減少してしまって、物忘れがおきるようになっても、普段の生活の中で脳に刺激を与え続けて活性化すると、生き残った脳細胞が機能を回復する事が出来ると言われています。

 例えば、「字を書く」「簡単な計算をする」「新聞や本を声を出して読む」等々、これらの事を一日10分程度でいいので毎日続けると効果があるといわれています。


散歩で脳が活性化

 散歩は脳を活性化して、物忘れの予防になります。但し30分程度まで。周囲の家や花や風景の変化を良く観察しながら歩くのが楽しいでしょう。これにより、脳血流の改善、血圧安定、血液中のコレステロール値を低下させます。同じように、ウォーキングや、水泳も物忘れの予防になります。


趣味を持つ

 料理を作る。園芸をする。旅行に行く。絵を書く。音楽を聞く。歌を唄う。踊る。碁や将棋をする等々。趣味を持つと脳が活性化されます。また、短歌や俳句を作るのは右脳を使うので特にお薦めです。

 特に、初対面の人と会って話すのは刺激になります。おしゃれをする、多くの友人と話し合うなど、友達の多い人ほどぼけにくいと言われます。


ストレスをためない
 ストレスは万病のもとと言いますが、認知症にもストレスは大敵です。ストレスが多いと、精神面に大きな影響を与えているセロトニンという物質の分泌が抑制されてしまい、脳細胞も委縮させてしまいます。

 そこで体内のセロトニンを増やすために「温めの風呂に入る」、「20分程度ごろ寝をする」、「太陽の光を15分〜30分程度浴びる」、「リズム運動をする」など、リラックスすると体内のセロトニンが増えストレスも減少します。


寝る前にコップ一杯の水を飲む

 高齢者は夜中にトイレに起きるのが嫌で、水分を控える傾向にありますが、血液粘土は夜中から明け方にかけて上昇しがちです。ですので、寝る前にコップ一杯の水を飲むことは脳血栓の予防になります。また日常でもこまめな水分補給を心がけます。