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若年性認知症とは

 
 65歳未満で発症した認知症を若年認知症といいます。その患者数は少なくとも4万人に上るといわれています。

 65歳以上の認知症は男性より女性が多いのですが、若年認知症の場合は男性患者が女性患者の2倍ほど多いといわれています。

 若年性アルツハイマー病も老年性と同じように、最初は、もの忘れが増える、日付や自分のいる場所がわからなくなる、感情表現など精神活動が低下する、といった症状が見られますが、老年性よりも病気の進行が早く、症状も重くなる傾向が見られます。


 そして、40代、50代という働き盛りの年齢だけに、経済的な問題、子どもへの影響、介護の問題などを抱えることになります。

 しかも、入所や通所を受け入れる施設が少ないという問題もあります。そのため介護する家族の負担がどうしても大きくなりがちです。

 若年性アルツハイマー病の原因は、遺伝によるものがほとんどだといわれています。万が一発症しても、適切なケアを受けることができれば、病気の進行を遅らせることができます。