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認知症 こんな時には、こんな対応を・・・


 認知症になると記憶力の低下から、物を置いた場所を忘れます。自分が忘れたという自覚がなく、「誰かが盗った」という考えになりがちです。身近で介護する人が犯人あつかいされることが多く、感情的になり、溝ができてしまうこともあります。

否定したり叱ったりしない
 叱っても効果はありません。むしろ自体を悪化させます。ですので「そうなのね、どこかに置き忘れているかもしれないので一緒にさがしましょう」といって、まず、そのまま受け止めましょう。そうしているうちに本人の気持ちが落ち着いてきます。

 また、「財布を取られた」と騒ぐことが多いのですが、こんなときのために、実際にお金を少しいれておいた財布を別に用意しておき、ある程度探しても見つからないときには、「これですか」といって差し出すと、案外納得してくれます。

 「一休みしてお茶でも飲みましょう」「今度、代わりの物を買いにいきましょう」などと声をかけ、気持ちをほかのことに向けることで落ち着くこともあります。
 
 
 

  食事をしたことを忘れてしまう   物をあさる
  買い物が止まらない   トイレでない場所で排泄をする
  頑固で暴力的になる   暴力を振るう。大声でわめく
  夜になると歩き回る   ウソをつく
  無気力でうつ状態になっている   人をどろぼう呼ばわりする
  入浴をいやがる   同じことを何度も聞く
  自分で服が着られない   「うちに帰る」と言って外にでる
  家族がわからなくなる   自分の便をいじる
  失禁した下着を隠す   自分がいる場所がわからない
  道に迷って帰れなくなる   言葉がでてこない
  デイサービスを嫌がる   トイレが間に合わない
  ガラクタを拾ってくる