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認知症 こんな時には、こんな対応を・・・


 年齢を重ねていくと、ほとんど人が、「とっさにものの名前が出てこなくなる」という経験をします。これは脳の機能が低下していくために起こりますが、認知症ではこれがさらにひどくなり、「みそ汁、せっけん、トイレ」など、日常的に使う言葉も出てこなくなります。

言葉にださせることを心がける
 認知症の進行を遅らせるためには、本人にことばを口にださせることが大切です。「みそ汁のこと?」「そうそう、みそ汁ね」などと応じて、ものの名前を認識するきっかけをつくりましょう。

 例えば、「あれを取ってくれますか」と、言われたときには、「ああ、あれね」というのではなく、「ティッシュのこと?」と聞き返します。同時に話す機会を増やすことで、脳と舌を刺激するようにしましょう。
 
 
 

  食事をしたことを忘れてしまう   物をあさる
  買い物が止まらない   トイレでない場所で排泄をする
  頑固で暴力的になる   暴力を振るう。大声でわめく
  夜になると歩き回る   ウソをつく
  無気力でうつ状態になっている   人をどろぼう呼ばわりする
  入浴をいやがる   同じことを何度も聞く
  自分で服が着られない   「うちに帰る」と言って外にでる
  家族がわからなくなる   自分の便をいじる
  失禁した下着を隠す   自分がいる場所がわからない
  道に迷って帰れなくなる   言葉がでてこない
  デイサービスを嫌がる   トイレが間に合わない
  ガラクタを拾ってくる