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認知症 こんな時には、こんな対応を・・・


 認知症の人は「食べたことを忘れる」ということが起こります。そして、際限なく食べたがるということもあります。

 そして、周りの人に「うちの嫁はごはんを食べさせてくない」などと、言いふらす話をよく聞きます。これらの対応には、食べることから意識をそらす方法で対処しましょう。

食べたい気持ちを満たす
 「ダメ」といっても聞き分けてもらえません。かといって食べたい衝動に応えてばかりいれば、生活習慣病の心配もでてきます。その場しのぎに出す食品の種類にも気をつけましょう。低カロリーで、食べきるのに時間がかかるものを考えるようにします。

食べることから意識をそらす
 食べることで、寂しい気持ちをまぎらわせていることがあります。短い時間でも、お茶などを飲みながら話し相手になるといいでしょう。また、食べたいという欲求が起こる前に、本人が関心を持ってできる仕事や楽しみなどを用意するというのもひとつの方法です。

食べ過ぎ防止を工夫する
 生野菜のサラダなどは比較的満腹感が得られます。また、茶碗をひとまわり小さなものに替え、おかわりしながら食事ができると、十分に食べたという気分になります。

 1回の食料を半分にして、2回に分けるという方法もあります。汁物を多くするのもよいでしょう。
 
 
 

  食事をしたことを忘れてしまう   物をあさる
  買い物が止まらない   トイレでない場所で排泄をする
  頑固で暴力的になる   暴力を振るう。大声でわめく
  夜になると歩き回る   ウソをつく
  無気力でうつ状態になっている   人をどろぼう呼ばわりする
  入浴をいやがる   同じことを何度も聞く
  自分で服が着られない   「うちに帰る」と言って外にでる
  家族がわからなくなる   自分の便をいじる
  失禁した下着を隠す   自分がいる場所がわからない
  道に迷って帰れなくなる   言葉がでてこない
  デイサービスを嫌がる   トイレが間に合わない
  ガラクタを拾ってくる