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認知症 こんな時には、こんな対応を・・・


 認知症の初期には、やるきがなくなり、うつ状態があらわれることがあります。これは記憶力が低下したことや判断力が衰えていくのが自分でもわかり、将来を悲観して気持ちが落ち込むためです。

自信をなくすような言葉はかけない
 「最近もの忘れがひどくなったんじゃない」などの、なにげない言葉にも、うすうす気がついている本人へのダメ押しになってしまいます。言葉使いには気をつけるようにしましょう。

できることをやってもらう
 自分の能力が低下していることを自覚していて、以前のように上手にできないという体験をするのはつらいものです。得意だったことよりも、簡単でも達成感がもてるようなことをやってもらうようにしましょう。

「がんばって」と言わない
 気分が落ち込んでいるときに、励ます言葉は禁物です。つらい状態を理解して、受け止めてあげるようにしましょう。

 うつ病と認知症のうつ状態の区別はわかりにくいのですが、認知症のうつ状態は薬で改善する可能性もありますので、お医者さんに相談することをおすすめします。
 
 
 

  食事をしたことを忘れてしまう   物をあさる
  買い物が止まらない   トイレでない場所で排泄をする
  頑固で暴力的になる   暴力を振るう。大声でわめく
  夜になると歩き回る   ウソをつく
  無気力でうつ状態になっている   人をどろぼう呼ばわりする
  入浴をいやがる   同じことを何度も聞く
  自分で服が着られない   「うちに帰る」と言って外にでる
  家族がわからなくなる   自分の便をいじる
  失禁した下着を隠す   自分がいる場所がわからない
  道に迷って帰れなくなる   言葉がでてこない
  デイサービスを嫌がる   トイレが間に合わない
  ガラクタを拾ってくる