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認知症 こんな時には、こんな対応を・・・


 病気になる前には自制できていたことが、認知症のためタガが外れてしまった状態になります。しかし、大声や暴力にも必ず理由があります。介護する側でその原因をつくっていることも少なくありません。

 例えば、「いきなり声をかけた」「体に触った」「無理強いしている」「痛みがあるのに動かされた」などということがあっても、口でうまく説明できずに、暴力的になったり大声で訴えたりということになってしまいます。

力で抑えこまない
 介護する側が叱ったり、力で制止すると火に油を注ぐことになりかねません。まず、こちらが落ち着くことが大切です。

原因を考え、非があれば謝る
 介護するときは行動する前に、必ず声をかけて一息おいてからにします。本人の意思を無視していないか、尊厳を傷つけていないかという自省心をもって介護にあたれば、こういったことを減らすことができます。

 また、しばらく時間をおいて声をかけると、先ほどのことはすっかり忘れていて、ことがすんなり運ぶことがあります。
 
 
 

  食事をしたことを忘れてしまう   物をあさる
  買い物が止まらない   トイレでない場所で排泄をする
  頑固で暴力的になる   暴力を振るう。大声でわめく
  夜になると歩き回る   ウソをつく
  無気力でうつ状態になっている   人をどろぼう呼ばわりする
  入浴をいやがる   同じことを何度も聞く
  自分で服が着られない   「うちに帰る」と言って外にでる
  家族がわからなくなる   自分の便をいじる
  失禁した下着を隠す   自分がいる場所がわからない
  道に迷って帰れなくなる   言葉がでてこない
  デイサービスを嫌がる   トイレが間に合わない
  ガラクタを拾ってくる