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認知症 こんな時には、こんな対応を・・・


 認知症の症状として、時間や場所、周囲の状況がわからなくなる「見当識障害」があります。そのため、季節がわからなくなって、夏なのに厚着をしたり、椅子をトイレと間違えて座り、排泄をしたりすることがあります。


大きなストレスがきっかけに
 見当識障害は認知症の初期の段階から多くみられるものです。認知症発症のきっかけとして、何か大きなストレスを受けた場合に発症することが多くあります。大切な人を亡くした、病気で入院した、生活環境が大きく変わった、などです。

 ですから、異変を感じたときは、何か大きなショックを与える出来事があったのかもしれません。それ以上のショックを与えないように注意しなければなりません。

 「変なことを言っている」と思ってもいちいち指摘せずに、軽く聞き流すようにしましょう。また、環境を変えることはできるだけ避けなければなりません。

 故郷でひとり暮らしをしている親を、息子の家に引き取るという場合もよく検討が必要です。
 
 
 

  食事をしたことを忘れてしまう   物をあさる
  買い物が止まらない   トイレでない場所で排泄をする
  頑固で暴力的になる   暴力を振るう。大声でわめく
  夜になると歩き回る   ウソをつく
  無気力でうつ状態になっている   人をどろぼう呼ばわりする
  入浴をいやがる   同じことを何度も聞く
  自分で服が着られない   「うちに帰る」と言って外にでる
  家族がわからなくなる   自分の便をいじる
  失禁した下着を隠す   自分がいる場所がわからない
  道に迷って帰れなくなる   言葉がでてこない
  デイサービスを嫌がる   トイレが間に合わない
  ガラクタを拾ってくる