プライドを傷つけないように対応を
年をとると、どうしてもトイレに間に合わないということがあります。誰だって「人に下の世話をされるようにはなりたくない」とおい気持ちがあります。
認知症になっても「恥ずかしい」という感情も自尊心もあります。本人のプライドを傷つけないようにさりげなく始末をしましょう。
トイレのサインを見落とさず声をかける
よく観察していると、その人なりのクセや素振りで尿意や便意があることを察知することができます。それを見落とさずに、事前に「トイレにいきましょうか」などと声をかけるようにします。
また、記録をつけておくと、その人なりの排便や排尿のサイクルがわかってきます。
時間を決めて声をかける
認知症が進むと、尿意や便意が分からなくなることがあります。そうなった時には、時間を決めて声をかけ、トイレに行ってもらいます。
トイレの場所を近くにする
トイレが遠くにあったりすると失敗につながりやすくなりますので、トイレの近くの部屋に移るのがいいでしょう。また、夜間に間に合わないというときには、ポータブルトイレを考えましょう。
トイレのなかで体調不良を訴えることもありますので、鍵は外からも開けられるものに替えておいた方がいいでしょう。 |