認知症になると不潔でいることが平気になる人が多くいます。また、からだを清潔に保つことや、おしゃれにも無関心になる人が多いようです。
からだの自由がきかなくなって面倒になる、清潔やおしゃれをすることに意味を感じなくなるなどがその理由として考えられます。
抵抗のないことから、少しずつ提案する
まず、からだをふいてあげる、髪の毛を洗ってあげる、そういう提案から始めてみましょう。服の脱ぎ着が面倒なことが理由でお風呂に入りたがらないのであれば、下着のまま入浴するといのもひとつの方法です。
してはいけないのは、服を無理にぬがせてお風呂に入れることです。洗濯物のように扱われるとお風呂がますます嫌いになってしまいます。
入浴するという基本的な生活習慣がおろそかになると認知症は悪化していきます。「お風呂にはいることは気持ちがいいことだ」という感覚を、忘れさせないようにしなければなりません。
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入浴後に楽しみを用意する
「ビールを冷やしておきますよ」「おいしいアイスクリームがありますよ」などと、入浴後が楽しみになるような工夫をしてあげることもひとつの方法です。 |