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認知症 こんな時には、こんな対応を・・・


 便をいじることを「弄便(ろうべん)」といいます。認知症の人は、便をいじって遊んでいるわけではありません。オムツの中の便に不快感があるので、どうしたらよいかわからず、いじってしまいます。

 認知症が進行して、正常な人の持っている「汚い」という認識が働かなくなると、このような行動をすることがあります。

安易にオムツを使わない
 まず、安易にオムツを使わないことを心がけましょう。トイレで排泄することは、人間にとって基本的な行為です。これができなくなると高齢者にとっては大きなストレスになります。

 認知症を進行させないためにも、タイミングを見てトイレに誘導し、トイレで排泄する習慣を大切にしましょう。

 介護用のオムツには、簡単に中に手を入れられないタイプのものもありますが、この使用もなるべく避けたいところです。不快感で弄便をしているのですから、汚れたオムツはなるべく早く交換するようにしてあげましょう。
 
 
 

  食事をしたことを忘れてしまう   物をあさる
  買い物が止まらない   トイレでない場所で排泄をする
  頑固で暴力的になる   暴力を振るう。大声でわめく
  夜になると歩き回る   ウソをつく
  無気力でうつ状態になっている   人をどろぼう呼ばわりする
  入浴をいやがる   同じことを何度も聞く
  自分で服が着られない   「うちに帰る」と言って外にでる
  家族がわからなくなる   自分の便をいじる
  失禁した下着を隠す   自分がいる場所がわからない
  道に迷って帰れなくなる   言葉がでてこない
  デイサービスを嫌がる   トイレが間に合わない
  ガラクタを拾ってくる