急なケガや病気に備えて知っておきたい応急手当(応急処置)の方法について解説しています。


TOP > 鼻水・鼻づまりの解消

応急手当(応急処置)方法ガイド


 鼻水・鼻づまりの解消

 鼻水が止まらない、鼻がつまって息ができない状態は、頭痛や発熱以上によく見られる大変ポピュラーな症状です。かぜだけでなく花粉症、アレルギー性鼻炎など、原因もさまざまです。体質や体調によっては、空気の汚染、部屋のほこりやダニなどでも発症します。

 鼻水は、身体をウイルスから守るための正常な防衛反応です。鼻の粘膜はウイルスが鼻粘膜の中に侵入すると、免疫細胞からヒスタミンという物質が分泌されて、鼻粘膜の神経が刺激され、鼻腺から鼻水が分泌されます。また、鼻づまりは鼻水が出ると鼻粘膜の毛細血管が広がるため腫れて起こる症状です。

 鼻のトラブルはたとえ軽いものでもほうっておいてはいけません。もし長期間、鼻づまりが続いているような状態でしたら、咽頭炎など他の症状を引き起こす可能性もあります。早めに耳鼻科にかかりましょう。

 また、かぜを引いていないのに、一日中鼻が出たり、緑や茶色、黄色などの粘っこい鼻水が出るときは副鼻腔炎や蓄膿症のおそれがありますので診察が必要です。


 鼻づまりの解消

 鼻づまりには迎香(げいこう)のツボをおすと効果的です。小鼻の両わきの、少しへこんでいるところが迎香のツボです。へこんだところ、押すと他よりも痛いところ、押すと違う感覚がするところの多くはツボですので、このツボに指先を押し付け、こするように刺激してください。しばらく続けると、鼻の通りがよくなってきます。