過呼吸症候群とは、精神的な不安やストレスなどが原因となって、呼吸が速くなって、呼吸をし過ぎてしまう状態のことです。酸欠状態のように息苦しくなって、空気を吸い込みすぎることが原因で、血液中の二酸化炭素が極端に少なくなってアルカリ状態に陥ってしまいます。
過呼吸症候群では、頭痛やめまい、手の指先や口のまわりのしびれ、呼吸困難、失神などの症状だけでなく、呼吸をしているのに空気が吸い込めないと感じて、「空気が入ってこない」、「呼吸ができない」といった呼吸困難の発作を感じ、「このまま死ぬのでは…」といった恐怖感にかられます。
過呼吸は放置すると発作は数10分以上続きますが、決して死ぬことや後遺症を残す事はなく、どんなに強い発作でも、時間とともに必ず軽快していきます。過呼吸の発作は、一生に一度しか出ない人もあれば、時期によって毎日頻発することもあります。傾向として男性よりも女性に多く、しかも若い世代に多く見られます。
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