急なケガや病気に備えて知っておきたい応急手当(応急処置)の方法について解説しています。


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応急手当(応急処置)方法ガイド


 発熱の応急手当

 かぜなどで熱がある時は汗をたくさんかき脱水症状になりやすいので、こまめに水分を補給します。その際は冷たい飲み物は避けて人肌以上に温めたほうじ茶、番茶、リンゴジュース、スポーツドリンクなどを飲むのがよいでしょう。

 熱があるときの冷たい飲み物はかえって症状を重くすることがあります。また白湯をたくさん飲むと体内の塩分が薄まってしまうため、脳が自動的に水分補給をストップさせます。そうすると十分な水分補給が行えず、自覚しないまま脱水症状になってしまうことがあるので注意してください。
 次に頭部を冷やし、足もとは暖かく保つようにします。水枕をあて、おでこに冷やしたタオルか氷嚢をおきます。そして体や足は十分に温めます。

発熱の原因は「体がかぜなどのウイルスと戦っているとき」やで」、「体が冷えたとき」などにおこります。ですので、ウイルスとの戦いが終われば平熱に戻ります。

 なお、40C近い高熱のときは、熱による体へのダメージが心配されますので、解熱剤を使う必要があります。また、嘔吐やけいれんを伴ったり、40C以上の熱が半日以上続くときには。医療機関で受診するようにしてください。