蜂に刺された場所が巣の近くなら、その場にいるとさらに多数のハチの攻撃を受けることがあるので、すぐにその場所を離れるようにします。
ハチに刺されたら、刺された傷口を流水でよく洗い流し冷やします。これは毒の回りを遅くするためです。そして、刺された箇所の周囲を強くつまみ、手で毒液を絞り出すようにします。口で吸い出していけません。たとえ飲み込んでも毒は体には吸収されませんが、口内に傷があると傷口から体内に入るので危険性があります。
多くの場合は刺された部位に発赤、熱感、腫れなどの症状が出ますが、数日後にはなくなります。なお全身に発熱、嘔吐、呼吸困難、肝機能障害が出る人は20%程度います。そして2%程度の人は身体が過剰に反応して血圧が下がって生命にかかわるショック(アナフィラキシー)を起こすことがあります。
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