急なケガや病気に備えて知っておきたい応急手当(応急処置)の方法について解説しています。


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応急手当(応急処置)方法ガイド


 下痢

 下痢とは、食べたものが腸で充分に消化されないまま、排泄されてしまうものです。便の水分が多く、排便回数も多くなります。原因はカゼ、ノロウイルスなどのウイルス感染、食中毒などの細菌感染のほか、疲労のために胃腸の働きが鈍ったとき。腫瘍ができて過敏になったときに起ることがあります。


下痢の応急手当

 衣類をゆるめて横になります。冷えが原因の場合もあるので、毛布をかけるなどしてお腹を暖めます。下痢は便とともに水分が外に出てしまうので、脱水症状を起こさないように、とにかく水分補給をします。一時的に腹痛、下痢便が増すことがありますが心配ありません。

 下痢はウィルスや細菌を体外に排出しようとする体の防御反応ですから、下痢止めを安易に服用することは避けましょう。吐き気がないようなら、うどんやおかゆ等、消化の良い炭水化物を取るようにします。

 なお、下痢がなかなか止まらず、嘔吐や発熱を伴う場合、また白い便、真っ黒い便、血液や粘液は混じった便が出たときは病院にいって診察してもらいます。