片頭痛は頭の血管が拡張した時に発生するのですが、緊張型頭痛は血管が収縮したときに起こります。
緊張性頭痛は頭を締めつけられるような頭痛が毎日のように起こる、持続的な頭痛ですが、仕事や日常生活ができなくなるようなことはほとんどありません。頭全体もしくは後頭部にベルトで締め付けられるような鈍痛が現れます。痛みというよりも重い感じ、圧迫される感じ、締めつけられる感じになります。
原因としては、テレビゲーム、パソコンなどの長時間の不自然な姿勢により筋肉や筋膜が硬くなって痛みを生じる場合、対人関係などによる精神的ストレスや睡眠不足などがおもな原因です。またストレスや不安、うつなどさまざまな因子が関係します。多くの場合は睡眠不足が続いたり、あるいは心配事が頭から離れなかったりするとひどくなります。
緊張性頭痛の応急手当
緊張型頭痛は血管が収縮し、筋肉の凝りが起るのが主な原因なので、基本的には後頭部や目を温めます。そして筋肉をほぐす体操などを行い心身両面でリラックスするようにします。
首や肩が凝ってきたら、指圧やマッサージしたり、腕をぐるぐる回したり、肩を上げ下げしたりして簡単な運動をします。他には、濡らしたタオルをレンジで蒸したものを凝った場所にあてたり、温湿布をしたり、スプレーしたりして凝った部分に使います。筋肉がほぐれてきても痛みが続くときには、鎮痛剤を服用するのも良いでしょう。
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