乗り物酔いは、乗り物に乗るとその振動により内耳(平衡感覚)、目(視覚)、筋肉(体感)のバランスが脳の中で混乱してしまうのが原因とされています。また、過去に乗り物酔いをした人は、その記憶がストレスとなって乗り物酔いを感じるという心理的な原因も多くあるようです。
最初は生あくびなどの症状から始まり、次第に冷や汗、動悸、頭痛、体のしびれ、吐き気といった症状が出てきます。乗り物から降りると症状は回復し後遺症などはありません。
乗り物酔いは成長期の5歳〜15歳位で発症しやすく、その後は年齢を重ねるごとに治っていきます。
なお、大人になってから初めて乗り物酔いをした人は、耳や脳に疾患があるケースもありますので、耳鼻科で診察を受けたほうがよいでしょう。
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