急なケガや病気に備えて知っておきたい応急手当(応急処置)の方法について解説しています。


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応急手当(応急処置)方法ガイド


 鼻血の応急手当

 鼻血がでたら、上体を起こして椅子や床に座る姿勢をとり、顔をやや下に向け、何か受け止めるもの(洗面器など)を用意して、下を向いて鼻血を前方に流すようにします。横になったり、上をむいたりすると血液がのどに流れ込みやすくなります。もし血液がのどに流れ込んだは時は飲み込まずに吐き出すようにします。 血液を飲み込むと気持ちが悪くなり嘔吐することがあります。
 止血は親指と人刺し指で、「小鼻の部分」(外から触って骨が無くて硬くない部分)をつまんで圧迫します。圧迫時間の目安は15分くらいです。この際、冷たいタオルや氷のうなどで鼻を冷やすと血管が収縮するので効果があります。よく鼻にティッシュを詰める人がいますが、これは直接的な止血効果はないのであまりお勧めできません。出血が止まった後で詰め物を取ると、再度出血してしまう可能性がありますので、詰め物はしないようにしましょう。
 
もし鼻血が30分以上続くような場合は救急車を呼ぶことも考えましょう。非常に稀ですが出血量が多いと輸血が必要な場合もあります。