骨折は激しい痛みでショック状態にあることも珍しくありません。むやみに動かさず安静な状態にします。かけるものがあれば体を冷やさないようにかけます。患部は氷嚢などでできるだけ冷やします。
次に骨折部分を固定します。患部を三角巾やネクタイ、包帯など長いもので結んで固定します。副木には、骨折部分の大きさに合った物を選び、木片などはやわらかい布やタオルなどで包んで使います。変形しているときは、無理に伸ばしたりせずそのまま固定します。
骨折で骨がずれて曲がってしまうことがありますが、このずれを矯正しないと曲がったまま骨がくっついてしまいます。固定した場所に刺激を与えないように注意して、速やかに専門の医療機関で治療を受けてください。
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