外出するとき、ドアに鍵をかけたかどうか不安になり、何度も戻って確認します、外出中に火事がおきるのではないかと不安になり、電気製品のコンセントを抜いたかどうかを何度も確認します。ストーブの火を消し忘れてないかも気にかかり何度も確認します。実際はきちんとできていても、1回ですんだという確信が持てません。そこでもう一度確かめたくなり、それを何度もくりかえしてしまうのです。
多少の確認なら、誰でもすることですので、それだけで病気とはいえません。しかし強迫性障害の人は、自分のミスによって、悪いことが起きてしまうのではないかという不安がなかなかなくならず、過剰に確認してしまうのです。1〜2回の確認で、気が済めば問題にはなりませんが、何度確認しても、「だいじょうぶ」という確信が得られず、際限なく確認してしまいます。外出前に確認に追われ、とうとう出かけられなくなってしまったというケースもあります。
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