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強迫性障害とは

強迫性障害とは〜症状と治療〜

強迫性障害の発症率は約2%

 かつて強迫性障害は、有病率0.05%程度のまれな病気だと考えられていました。しかし、1994年に行われた調査の結果、アメリカ、ヨーロッパ、アジア、オセアニアでの有症率は、いずれもほぼ2%であるという結果がでました。このことから、強迫性障害は、人種や社会経済状態、教育レベルなどにあまり関係なく、普遍的に起こりうる病気だということがわかりました。

 いま人口は約70億人。そのうち2%がかかる病気だとすると、約1億4000万人に強迫性障害の人がいる計算になります。アメリカで行われた調査では、強迫性障害はうつ病についで多く、統合失調症よりも多い、ありふれた障害であると報告されています。いずれにせよ、強迫性障害は特別な病気ではありません。50人に一人の高率で、誰でもかかる可能性がある病気なのです。


 
 

強迫性障害の症状の特徴 
発症年齢は19〜20才 
発症率は約2%