強迫性障害のために、物を集めすぎたり、物を買いすぎたり、物が捨てられなかったりして、家の内外にあふれるほどの物をためてしまう人がいます。これが強迫的ため込みです。
強迫的ため込みには、大きく分けて3つの面があります。「物を集めすぎる」、「物が整理できない」、「物が捨てられない」そして、強迫的ため込みは、この3つの基準が全てあてはまる場合を指します。このように強迫的ため込みとは「自分が自分の持ち物に支配されてしまう」病気といえます。
物をため込む動機は、人によってさまざまですが、ため込むことが苦痛や不安を伴い、日常生活に著しく支障をきたしていることが、強迫的ため込みの特徴です。趣味のコレクションが膨大になって、おき場所に困っているような人の場合は、強い苦痛や不安が伴わないので、強迫的ため込みとはいいません。
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