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強迫性障害の特徴的な症状

強迫性障害とは〜症状と治療〜

強迫性障害の被害恐怖

 頭の中に、ある考えやイメージがふとよぎったり、瞬間的に思い浮かんだりすることがあります。このように、本人が意図しないのに突然浮かんでくる考えを「侵入思考」といい、誰にでも起こりうるものです。

 しかし、強迫性障害の人のなかには、頭の中にいやな考えやイメージが頻繁によぎったり、それが頭から離れなくなって悩んでいる人がいます。「誰かに不意に迷惑行為をしてしまうのではないか」とか「もしこんなことをしたら、自分は大けがをしてしまう」という考えが、頭にこびりついて離れません。または、周囲の人に対して、道徳的に、または性的に不謹慎な思いや、ことばが頭をよぎったりします。

 そして、このような行為を実際にしてしまわないか、またそのような言葉を人前で口にしてしまわないかという不安に苦しむことになります。さらには、そうした行為やことばを思い浮かべること自体、あってはならぬことだと考えて悩む人もいます。

 
 

不潔行為
確認行為 
加害不安 
被害恐怖 
保存強迫 
不完全恐怖 
その他の症状