うつ病の治療、うつ病の症状、うつ病の基礎知識について解説しています。


TOP抗うつ薬の服用


抗うつ薬の服用
 うつ病は脳内神経伝達物質の機能障害が関係していると考えられています。そうした状態を改善し脳内の神経伝達物質の働きを回復するために薬物の治療が効果的です。
 抗うつ薬(抗うつ剤)にはいろいろな種類があります。投薬には医師がそれぞれの抗うつ薬の特徴を考え患者との相性を見ながら、そのときどきで適切だと思われる量を処方していきます。抗うつ薬は、最初は少量から服用を始め、効果を見極めながら患者さんに合っているようであれば増量していきます。
 うつ病で処方される薬は、他の病気で飲む薬のような即効性はありません。薬による効果が感じられるようになるには、処方通りに飲みつづけて早くても一週間はかかります。また十分に効果が感じられるようになるには4〜6週間かかります。
 これに対して、抗うつ薬の副作用はすぐに現れます。そのせいで薬が効いてないと感じたり、副作用の影響で「うつ病が悪化した」と勘違いし、服用を勝手に止めてしまう場合があります。
 しかし、早期に抗うつ薬を中止してしまうと、約半数の人は再発してしまいます。しかも、再発を繰り返せば繰り返すほど、一層、再発しやすくなるという傾向がありますので、きちんとした治療を受けることがたいへん重要です。

うつ病の治療

 早期に適切な治療を受けることが必要です。その症状が長期間以上続くようなら必ず受診することです。
 うつ病に人に向かって「頑張って」「そんなにおちこまなくてもいいのでは」などという叱咤激励は禁物です。患者さん本人は頑張りたくても頑張れずに悩んでいるのですから、逆に本人を追いつめることになります。周囲の人に出来ることは、じっくり話を聞いてあげることです。
 また落ち込んでいるからと、酒の席や旅行などに連れていくのも逆効果です。楽しそうな家族連れなどを見たために、「自分はどうして病気なのだろう」などと考えてしまい、うつ病が悪化することがあります。
 そして、うつ病で、周囲の人が一番配慮しなければならないことが、「自殺の防止」です。特に治りかけに自殺が多いのも、この病気の特徴のひとつです。気分の面では、まだうつ状態が残っているのに意欲(行動)の面だけが回復したため、自殺に走るケースがよくあります。治りかけが大切ですから、少しよくなったからといって仕事をさせないなどの配慮が大切です。
通常、うつ病の治療には十分な休息」、「抗うつ薬の服用」、「精神療法」の3つ面の治療を行います。



うつ病の症状

うつ病とはどんな病気

うつ病にはいくつかのタイプがある

精神面に現れる症状

身体的にあらわれる症状

働き盛り世代に多い

仮面うつ病

うつ病の治療

十分な休息をとる

抗うつ薬の服用

精神療法とは

認知療法

行動療法

対人関係療法

薬物療法について

向精神薬

抗うつ薬

抗うつ薬は効くまで時間がかかる

抗うつ薬の服用上の注意点

副作用について

自殺を防ぐ

家族のサポート


うつ病の原因

生活環境の変化

うつ病になりやすい性格

体の病気からくる「うつ病」

中高年に多いうつ病

テクノストレス症候群

昇進うつ病

リストラによるうつ病

燃え尽き症候群

サンドイッチ症候群

初老期うつ病

定年前・定年後うつ病

女性特有のうつ病






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