うつ病の治療、うつ病の症状、うつ病の基礎知識について解説しています。


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薬物療法について
 うつ病は脳内神経伝達物質の機能障害が関係していると考えられています。そうした状態を改善し脳内の神経伝達物質の働きを回復するために薬物の治療が効果的です。
 抗うつ薬(抗うつ剤)にはいろいろな種類があります。投薬には医師がそれぞれの抗うつ薬の特徴を考え患者との相性を見ながら、そのときどきで適切だと思われる量を処方していきます。抗うつ薬は、最初は少量から服用を始め、効果を見極めながら患者さんに合っているようであれば増量していきます。
 うつ病で処方される薬は、他の病気で飲む薬のような即効性はありません。薬による効果が感じられるようになるには、処方通りに飲みつづけて早くても一週間はかかります。また十分に効果が感じられるようになるには46週間かかります。
 これに対して、抗うつ薬の副作用はすぐに現れます。そのせいで薬が効いてないと感じたり、副作用の影響で「うつ病が悪化した」と勘違いし、服用を勝手に止めてしまう場合があります。しかし、早期に抗うつ薬を中止してしまうと、約半数の人は再発してしまいます。しかも、再発を繰り返せば繰り返すほど、一層、再発しやすくなるという傾向がありますので、きちんとした治療を受けることがたいへん重要です。

向精神薬

 向精神薬とは一般に精神疾病の治療に用いる精神治療薬のことです。うつ病の治療に用いられる「抗うつ薬」も向精神薬の一つです。

 精神的な原因で起こっている状態が薬で治るとは理解しにくいため、薬を使う治療方法に抵抗感を抱く人は少なくないようですが、実際には、多くのこころの病気に対してさまざまな種類の薬が用いられ、症状の改善に大きな治療効果をあげています。

 向精神薬は大脳などの中枢神経に働きに影響をおよぼす薬で、こころのトラブルや精神疾病を改善する目的で用いられます。向精神薬は改善する精神症状の違いによって、抗精神病薬、気分安定薬、抗不安薬、睡眠薬などの種類があります。
 薬を使うと「精神機能や性格が変化して別人のようになってしまうのではないか・・・」などと心配する人もいるようですが、通常の用量でからだやこころに障害を残すことはありません。


抗うつ薬は効くまで時間がかかる

 一般に抗うつ薬は、服用を始めてから効き目が感じられるまでに、少なくとも数日はかかります。抗うつ薬の血中濃度が上がって、十分な効果があらわれるのは23週間くらい要します。最初は不眠や食欲不振といったからだの不調が改善され、徐々に不安やいらいら感がやわらぎ、気分や意欲は遅れて回復してきます。

 抗うつ薬は最初は副作用に注意しながら使用量を少しずつ増やしていきます。効果があらわれてきたようなら、服用量を一定に保ちます。症状がよくなると「もう薬をのむ必要がないのでは」と考えがちですが、数ヶ月の服用では、まだ完全には改善されません、半年から1年は服用を続けることが必要です。


抗うつ薬の服用上の注意点

 どんなにすぐれた薬も、服用方法を誤ると効果が出ないばかりか、かえって有害になることもあります。抗うつ薬の服用時に注意すべき点を知っておきましょう。

医師の指示に従って正しく服用する

 抗うつ薬は一定量を一定期間続けて服用することで初めて効果があらわれるものです。読み忘れなどには十分注意して、医師から指示された服用量、服用方法を厳守して下さい。
 また、抗うつ薬は、ほかの病気の治療薬と併用することで、副作用を引き起こすことがあります。他の病気の治療と並行して抗うつ薬を使用しなければならないときは、必ず医師に相談するようにします。


妊娠や授乳を控える

 抗うつ病の服用による胎児への安全性は、完全に確認されたわけではありませんが、妊娠中や妊娠の可能性が考えられる女性は緊急を要する場合以外は必要最小限の量にとどめて服用します。特に妊娠初期の3ヶ月間はできるだけ服用を避けるようにします。また授乳中の乳児に対する抗うつ薬の影響も明らかにされてはいませんが、主治医と相談のうえ、授乳を控えて人口栄養にしたほうが懸命でしょう。

アルコール、タバコはやめる

 アルコールやタバコなどの嗜好品も抗うつ効果を弱めたり、副作用を引き起こす可能性があります。特にアルコールはわずかな量を飲んだ場合でも、大量に飲んだときとおなじような酩酊状態を招く危険性がありますので極力控えるようにします。
 またタバコと抗うつ薬の相互作用については、はっきりとわかっていませんが、喫煙は抗うつ薬の血中濃度を下げる可能性があり、ヘビースモーカーの人ほど抗うつ薬による効果がよくないようです。


運転は避ける

 抗うつ薬の服用中は眠気が起こりやすいとされています。特に抗うつ薬と抗精神病薬を併用している場合は、眠気が強くなりますので服用直後は車の運転などを控えましょう。
 一般にこうした副作用が起こりやすいのは服用初期の1〜2習慣くらいで、その後は自然に治まってきます。しかし、うつ病の症状が改善するにつれて、日中に眠気が強くでる場合は、薬の量が多い可能性もありますので医師に相談しましょう。



うつ病の症状

うつ病とはどんな病気

うつ病にはいくつかのタイプがある

精神面に現れる症状

身体的にあらわれる症状

働き盛り世代に多い

仮面うつ病

うつ病の治療

十分な休息をとる

抗うつ薬の服用

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