うつ病の治療、うつ病の症状、うつ病の基礎知識について解説しています。


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抗うつ薬

 自分が服用する薬の特徴を知っておくことは治療を受ける上でとても大切です。うつ病の薬物療法では向精神薬の一種の「抗うつ薬」の使用が中心となります。

 うつ病は、セトロニンやノルアドレナリンといった精神伝達物質が不足し、情報伝達の働きが低下することによって起こると考えられています。セトロニンは睡眠や食欲のコントロールに、ノルアドレナリンは心身の活性化にかかわっているため、これらが増えることでさまざまな症状が改善されます。

 抗うつ薬は、不安や緊張、焦燥感などを取り除き、食欲を高めたり、ふさいだ気持ちをやわらげる効果があります。ただし、どの薬を使っても同じ効果があらわれるわけではありません。また、同じ薬を服用しても効き方には個人差がありますのでもっとも「相性のよい」抗うつ薬を選択していきます。抗うつ薬は医師の指示を守って正しく服用すれば、おおきな治療効果を発揮します。


抗うつ薬は効くまで時間がかかる

 一般に抗うつ薬は、服用を始めてから効き目が感じられるまでに、少なくとも数日はかかります。抗うつ薬の血中濃度が上がって、十分な効果があらわれるのは23週間くらい要します。最初は不眠や食欲不振といったからだの不調が改善され、徐々に不安やいらいら感がやわらぎ、気分や意欲は遅れて回復してきます。

 抗うつ薬は最初は副作用に注意しながら使用量を少しずつ増やしていきます。効果があらわれてきたようなら、服用量を一定に保ちます。症状がよくなると「もう薬をのむ必要がないのでは」と考えがちですが、数ヶ月の服用では、まだ完全には改善されません、半年から1年は服用を続けることが必要です。


うつ病の症状

うつ病とはどんな病気

うつ病にはいくつかのタイプがある

精神面に現れる症状

身体的にあらわれる症状

働き盛り世代に多い

仮面うつ病

うつ病の治療

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抗うつ薬の服用

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認知療法

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薬物療法について

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抗うつ薬

抗うつ薬は効くまで時間がかかる

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うつ病の原因

生活環境の変化

うつ病になりやすい性格

体の病気からくる「うつ病」

中高年に多いうつ病

テクノストレス症候群

昇進うつ病

リストラによるうつ病

燃え尽き症候群

サンドイッチ症候群

初老期うつ病

定年前・定年後うつ病

女性特有のうつ病






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