うつ病の治療、うつ病の症状、うつ病の基礎知識について解説しています。


TOP抗うつ薬の服用上の注意点


抗うつ薬の服用上の注意点

 どんなにすぐれた薬も、服用方法を誤ると効果が出ないばかりか、かえって有害になることもあります。抗うつ薬の服用時に注意すべき点を知っておきましょう。

医師の指示に従って正しく服用する

抗うつ薬は一定量を一定期間続けて服用することで初めて効果があらわれるものです。読み忘れなどには十分注意して、医師から指示された服用量、服用方法を厳守して下さい。また、抗うつ薬は、ほかの病気の治療薬と併用することで、副作用を引き起こすことがあります。他の病気の治療と並行して抗うつ薬を使用しなければならないときは、必ず医師に相談するようにします。

妊娠や授乳を控える

抗うつ病の服用による胎児への安全性は、完全に確認されたわけではありませんが、妊娠中や妊娠の可能性が考えられる女性は緊急を要する場合以外は必要最小限の量にとどめて服用します。特に妊娠初期の3ヶ月間はできるだけ服用を避けるようにします。また授乳中の乳児に対する抗うつ薬の影響も明らかにされてはいませんが、主治医と相談のうえ、授乳を控えて人口栄養にしたほうが懸命でしょう。

アルコール、タバコはやめる

アルコールやタバコなどの嗜好品も抗うつ効果を弱めたり、副作用を引き起こす可能性があります。特にアルコールはわずかな量を飲んだ場合でも、大量に飲んだときとおなじような酩酊状態を招く危険性がありますので極力控えるようにします。またタバコと抗うつ薬の相互作用については、はっきりとわかっていませんが、喫煙は抗うつ薬の血中濃度を下げる可能性があり、ヘビースモーカーの人ほど抗うつ薬による効果がよくないようです。

運転は避ける

抗うつ薬の服用中は眠気が起こりやすいとされています。特に抗うつ薬と抗精神病薬を併用している場合は、眠気が強くなりますので服用直後は車の運転などを控えましょう。一般にこうした副作用が起こりやすいのは服用初期の1〜2習慣くらいで、その後は自然に治まってきます。しかし、うつ病の症状が改善するにつれて、日中に眠気が強くでる場合は、薬の量が多い可能性もありますので医師に相談しましょう。


副作用について

 抗うつ薬はうつ状態を改善する効果がありますが、薬の種類によって程度の差はありますが、8割ちかくの人が、口の渇き、便秘、鼻づまり、排尿困難、動悸、目のかすみといったさまざまな副作用があらわれます。このほか、眠気や全身の倦怠感、体重増加もしばしば副作用としてあらわれます。

 こうした副作用は服用を始めた直後からあらわれることが多く、抗うつ効果よりも先に副作用が現れるため、薬にたいする不信感をいだきやすいものです。しかし、自己判断で、薬物治療を中断すれば、効果があらわれないばかりでなく、症状が悪化して回復までの期間が長くなってしまうこともあります。
 薬の種類によって多少の違いはありますが、抗うつ薬は少なくても1週間、通常は2〜3週間服用を続けないと効果はありません。心身の不調が感じられるときは、自己判断で勝手に薬を減らしたり、服用を中止しないで、必ず医師に相談しましょう。


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