うつ病の治療、うつ病の症状、うつ病の基礎知識について解説しています。


TOPうつ病薬の副作用について


うつ病薬の副作用について

 抗うつ薬はうつ状態を改善する効果がありますが、薬の種類によって程度の差はありますが、約8割ちかくの人が、口の渇き、便秘、鼻づまり、排尿困難、動悸、目のかすみといったさまざまな副作用があらわれます。このほか、眠気や全身の倦怠感、体重増加もしばしば副作用としてあらわれます。

 こうした副作用は服用を始めた直後からあらわれることが多く、抗うつ効果よりも先に副作用が現れるため、薬にたいする不信感をいだきやすいものです。
 しかし、自己判断で、薬物治療を中断すれば、効果があらわれないばかりでなく、症状が悪化して回復までの期間が長くなってしまうこともあります。薬の種類によって多少の違いはありますが、抗うつ薬は少なくても1週間、通常は2〜3週間服用を続けないと効果はありません。
 心身の不調が感じられるときは、自己判断で勝手に薬を減らしたり、服用を中止しないで、必ず医師に相談しましょう。


薬物療法について
 うつ病は脳内神経伝達物質の機能障害が関係していると考えられています。そうした状態を改善し脳内の神経伝達物質の働きを回復するために薬物の治療が効果的です。
 抗うつ薬(抗うつ剤)にはいろいろな種類があります。投薬には医師がそれぞれの抗うつ薬の特徴を考え患者との相性を見ながら、そのときどきで適切だと思われる量を処方していきます。抗うつ薬は、最初は少量から服用を始め、効果を見極めながら患者さんに合っているようであれば増量していきます。
 うつ病で処方される薬は、他の病気で飲む薬のような即効性はありません。薬による効果が感じられるようになるには、処方通りに飲みつづけて早くても一週間はかかります。また十分に効果が感じられるようになるには4〜6週間かかります。
 これに対して、抗うつ薬の副作用はすぐに現れます。そのせいで薬が効いてないと感じたり、副作用の影響で「うつ病が悪化した」と勘違いし、服用を勝手に止めてしまう場合があります。しかし、早期に抗うつ薬を中止してしまうと、約半数の人は再発してしまいます。しかも、再発を繰り返せば繰り返すほど、一層、再発しやすくなるという傾向がありますので、きちんとした治療を受けることがたいへん重要です。



うつ病の症状

うつ病とはどんな病気

うつ病にはいくつかのタイプがある

精神面に現れる症状

身体的にあらわれる症状

働き盛り世代に多い

仮面うつ病

うつ病の治療

十分な休息をとる

抗うつ薬の服用

精神療法とは

認知療法

行動療法

対人関係療法

薬物療法について

向精神薬

抗うつ薬

抗うつ薬は効くまで時間がかかる

抗うつ薬の服用上の注意点

副作用について

自殺を防ぐ

家族のサポート


うつ病の原因

生活環境の変化

うつ病になりやすい性格

体の病気からくる「うつ病」

中高年に多いうつ病

テクノストレス症候群

昇進うつ病

リストラによるうつ病

燃え尽き症候群

サンドイッチ症候群

初老期うつ病

定年前・定年後うつ病

女性特有のうつ病






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