牛乳は不足しがちなカルシウムと良質のタンパク質を含んだ健康的な飲み物ですが、含まれるカルシウムは骨や歯の健康と深い関わりがあるばかりでなく、血圧を下げる作用があることが知られています。

　国民栄養調査によりますと、日本人のカルシウム摂取量が不足していると報告しています。カルシウムを多く含む食品には煮干や、丸干しなどの小魚、海草、野菜などがありますが、牛乳もすばらしいカルシウムの補給源の一つです。
　牛乳に含まれるカルシウムは腸管からの吸収率がよくて50％以上で、小魚の場合はこれが30％、野菜の場合は20％になります。牛乳のカルシウム吸収率がいいのは、その中に含まれる乳糖がカルシウムの吸収を助けるからです。