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コレステロールの基礎知識

糖尿病とコレステロール

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糖尿病とコレステロール

 すい臓でつくられるホルモン「インスリン」は、血糖値を下げる働きを持つ唯一のホルモンです。このインスリンの分泌や作用が充分でなくなると、血液中のブドウ糖が有効に使われなくなります。そうなると血液にとけ込み全身のエネルギー源となるブドウ糖の割合(血糖値)が高くなり、この状態が長く続くと体内の代謝機能に異常をきたすことになります。これが「糖尿病」です。
 血糖値が高くなると尿にも糖がでてしまうことから、この名で呼ばれています。現在、糖尿病の患者数は約700万人といわれ、また糖尿病予備軍を含めると2000万人に及ぶとも言われています。そしてさらに増える傾向にあります。

 血糖値が高くなると、体の中の大切な臓器や細胞が侵されてきます。特に細かい血管の集まっている眼や腎臓は障害を受けやすく、糖尿病特有の合併症(網膜症や腎症)を引き起こします。
 糖尿病になって、透析が必要になったり、眼が見えなくなってしまうのはこの合併症によるものです。 また、心筋梗塞や脳梗塞などの動脈硬化も起きやすくなります。 さらに、神経の障害が起きるなど、体のすべてにわたって重大な疾病を引き起こす結果になります。

 糖尿病は大きく分けて、自己免疫異常でインスリンの分泌にトラブルが生じて発症する「1型糖尿病」と、遺伝的な要素に、ストレスや肥満、運動不足などの生活習慣が重なって発症する「2型糖尿病」とがあります。

 日本では、糖尿病患者の8割以上は「2型糖尿病」です。これは、現代社会の生活様式の問題、特に、過食、肥満、運動不足、ストレスが誘引となってインスリンの働きが低下するために、糖尿病発症を引き起こしやすくなっていると考えられます。

 
 








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