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コレステロールの基礎知識

高血圧とコレステロール

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高血圧とコレステロールの関係

 ある程度の血圧は人間が生きていく上で必要不可欠のものですが、高すぎる血圧はさまざまな面で悪影響をもたらします。高血圧になり、より高い圧力が血管壁に掛かると、血管壁に傷がつき、コレステロールや中性脂肪が付着しやすくなります。そのうち血管の内腔は狭くなっていき、血液の流れが悪くなっていきます。血液の流れが悪くなると、心臓は圧力を上げ、からだに流れる血液の量を維持しようとします。血圧は一段と高くなり、さらに動脈硬化を促進させるという悪循環をくり返すことになります

高血圧は血管を傷め、動脈硬化を招く

 血圧は基準の範囲内でも、血管壁に相当に強い圧を加えています。たとえば基準血圧の130mmHという数値は1平方メートルあたりの水銀柱を押し上げる力(圧)を意味します。
 これは比重が血液に近い水に換算すると、約1700mmもの値になります。ということは、血液が流れることで、通常でも血管内には相当に強い圧がかかっていることになります。
 この圧が高ければ高いほど、血管壁に大きな負担をかけます。これが長期にわたれば、血管内膜に損傷を与え、動脈硬化が進んでしまいます。動脈硬化が進むと、血管の弾力が失われます。同じ血流でも血圧は上がり、動脈硬化はいっそう進むといった悪循環に陥ってしまいます。


動脈硬化は合併症の原因に

 「ヒト(人)は血管とともに老いる」とも言われています。高血圧症は動脈硬化、つまり血管の老化を促進します。血圧と動脈硬化には密接な関係があり、高血圧が動脈硬化を進行させ、動脈硬化がさらに高血圧を悪化させるという悪循環をきたします。

 脳にとって最も深刻な疾患といえる脳卒中には「脳内出血」「クモ膜下出血」「脳梗塞」があります。いずれも脳の動脈硬化が原因です。「脳出血」は高血圧が脳の動脈壁に強い圧をかけることで、脳動脈が耐えられなくなって破裂し、脳内に出血することで起こります。脳溢血とも呼ばれます。

 「クモ膜下出血」は動脈硬化や先天性の脳動脈瘤の破裂によるものです。「脳梗塞」は脳の動脈が詰まってしまうことで発症します。その原因である動脈硬化には高血圧症がかかわっています。

 
 








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