子供のケガ

子供の病気と応急手当

はじめてママ&パパのしつけと育脳 ― 0-3才までに絶対しておきたい「脳育て」のコツがよくわかる! (実用No.1シリーズ)

 

 

固形物を誤って飲んだ

 小さな子どもはなんでも口に入れたがります。多いのはコイン、ボタン、おもちゃの部品などですが、なかには考えられないようなものもあります。飲み込んでからひっかかるのは、少し狭くなっている食道入口と食道下部に多く、ときにはその途中にとまることもあります。十円玉などは縦になっていて、水や食物は通ってしまうので、何日も気づかないこともあります。

 固形物を飲み込んでしまったときは、何も食べさせず、また腸のほうに移動しないよう、左を下にして寝かせて、医師のところに早く連れて行きます。胃の中に入ったものは、胃の出口でひっかからなければ、大部分は数日から1週間以内に便とともにでてきます。丸いもの、とがっていないものは自然に出るのを待ちます。また、針、釘、ピンなども案外うまくでてしまうことも多いのですが、途中で腸壁に刺さって腹膜炎を起こすこともありますので、医師に相談してください。
 
最新決定版 0~6才 赤ちゃんと子どもの病気とホームケア (暮らしの実用シリーズ)