子供の病気

子供の病気と応急手当

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赤ちゃんの鼻づまり

 おとなと違って、赤ちゃんは生まれてしばらくは口で呼吸ができません。生後数週以上たつと、口で呼吸できるようになりますが、それゆえ赤ちゃんの鼻づまりは呼吸困難や哺乳障害をおこしやすく心配な問題のひとつです。生まれつきの鼻づまりはまれですが、鼻の奥のほうがふさがっていることがありますので、生後まもなくからしょっちゅう鼻づまりが起こるときは、こうした先天的な異常があるかどうか耳鼻科で一度診察してもらう必要があります。
 赤ちゃんの鼻づまりの大部分は後天的なものです。一番多いのは、かぜの症状の一部としておこる急性鼻炎によるもので、鼻の粘膜がはれ、鼻汁がふえるため鼻づまりをおこします。鼻水が多いときは、赤ちゃん用のスポイトや細いゴム管などを使って吸引します。また鼻くそのようになっているときも、スポイトで吸いながら引き出し、細いピンセットで注意しながら取り出します。
 また、夜など鼻づまりで眠れないとき、お湯でしぼったタオルで鼻をおおって温めてやると、一時的ですが鼻汁が出やすくなり、鼻の通りがよくなることがあります。点鼻薬は、急に顔色が青くなるなどの副作用があるのであまりおすすめできませんが、どうしても鼻づまりが治らず困るようなときは使ってみてもいいでしょう。その場合は医師の指示にしたがってください。
 

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