子供の病気

子供の病気と応急手当

はじめてママ&パパの離乳食 (実用No.1シリーズ)



 

のど、口の中が痛い

 のど、口の中の痛みで一番多いのは、咽頭炎、扁等炎と口内炎、むし歯です。なにか飲みこむときに痛むのは咽頭炎と扁桃炎の場合です。多くの場合、原因はウイルスで、のどの奥に小さな水疱ができているのは夏かぜの一種や手足口病です。

 扁桃とはのどの奥をとりかこむようにあるリンパ組織です。扁桃はからだのなかでも空気に最初にふれるところですので、ウイルスや細菌による炎症が起こりやすく、よく繰り返し咽頭炎、扁桃炎になります。急性扁桃炎の場合の原因は多くはウイルスですが、細菌の場合は扁桃にうみがついて、高い熱やのどの痛みのほか、首のリンパ筋もはれて痛むことがあります。急性咽頭炎と扁桃炎の多くは、かぜの症状としてみられることが多いのですが、のどの痛みには、ぬるま湯、うがい薬などによるうがい、トローチなどで口の中を清潔に保ち、特に痛みの強いときは、鎮痛剤を使用することもあります。

 赤ちゃんや幼児期前半に、子どもの口のなか、舌、歯ぐきが赤くはれて小さな潰瘍ができて、くちびるまで赤くはれ、痛くてなにも食べられないことがありますが、これは単純ヘルペスウイルスが原因で、高い熱が続きますので、入院して点滴注射などが必要になることもあります。
 

はじめてママ&パパの離乳食 (実用No.1シリーズ)