子供の病気

子供の病気と応急手当

はじめてママ&パパの離乳食 (実用No.1シリーズ)



 

鼻 血

 子どもはよく鼻血をだします。量が多いときは、鼻からまわった血が口からでることもあります。真っ赤な血は量のわりには多くみえるので慣れない親は驚くようです。しかし、子どもの鼻血のほとんどはあまり心配のないものです。ほとんどの場合は鼻のなかからの単純な局所的原因によるもので、簡単な手当てで止まってしまうものが大部分です。

 たびたび鼻血を出すときは、アレルギー性鼻炎などがあって鼻がむず痒く、鼻の穴を指でいじっているために鼻中隔(鼻の内部を左右に仕切る壁)の炎症をおこして出血しやすくなっていることもあります。

 鼻血がでたら、座らせて頭を少し前かがみにして、鼻の先を十数分間親指と人差し指のあいだにはさんで圧迫しているとたいていは止まります。あおむけに寝かせると、出血が胃のほうに流れ、これを胃のほうに飲み込んでしまうため、あとで吐くことになります。また鼻紙などを丸めて突っ込んだりすると、出血部位のまわりの粘膜を傷つけて、かえって血がとまりにくくなることがあります。

 大部分の鼻血は、心配ありませんが、なかなか止まらない鼻血の場合は、何か全身的な病気の疑いもありますので診察を早めに受けてください。
 

はじめてママ&パパの離乳食 (実用No.1シリーズ)