子供の病気

子供の病気と応急手当

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手足が痛い

 手や足、関節が痛いといってきたら、痛い部分に赤みと発熱があるか、はれているか、押すと痛いかを確かめます。全部の症状があったら、その部分になにか炎症があるか、皮膚が赤紫色をしていたら出血の疑いがあります。腫れているということは、その部分に浸出液や血液がでているということなので、なにか原因となる病気があると考えます。

 ひじ、手首、膝などの関節が痛くなることは、ウイルスやマイコプラズマ感染でもときどきあります。また筋肉に炎症がおこって痛むことがあります。かぜをひいたあとなど、股の付け根が痛くて歩けないことがたまにありますが安静にしていると数日で治ります。これらはいずれも一過性で特別心配のないものです。

 また、成長に伴う痛みもあります。幼児、学童に多い成長痛は、夜間寝てからよく下肢を痛がり、痛みで泣き出すこともあります。外見的にはなにも異常がなく、痛いところをさすったり、あたためてやると軽くなって眠りはじめます。朝にはもう治って昼間は元気に遊んでいるので、骨や筋肉に特別異常がないことがわかります。

 手足や関節の痛みの原因がかっきりすれば、その治療をすることで痛みもおさまるのがほとんどです。痛みの応急処置としてはマッサージ、温湿布、貼り薬などのほか、痛みが強いときは鎮痛剤などを用います。
 

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