認知症だからといって、性的欲求がなくなるとか、持ってはいけないということはありません。しかし、認知症の方の場合には、性的欲求の満たし方がわからずに、周囲を驚かすようなことにもなります。
介護していると、性的な話をしたり、体にさわってくることがあります。認知症が進むと、性的な欲求をコントロールできなくなり、不安や寂しさが強いと、よけいにでることもあります。
無邪気なものなら、「おいたをしてはいけません」などと言って上手にあしらいましょう。家族のだれかに一緒にいてもらうのが、いちばんです。それが出来ないときには、セクハラが出にくい環境をつくること。本人が好きな音楽や興味を引くものを渡して、それについて話をしながら介護する、外に連れ出して気分転換をさせてたり、入浴時に背中を流してあげてスキンシップの機会を持つなど工夫をしましす。もし、性器をみせたり、性行為をせまるなどの行為にでたら、理由をつけてすぐにその場から離れましょう。
|